みなさんは、「辞書」使っていますか?特に学生にとっては必須のアイテムの一つです。辞書には紙の辞書と、電子辞書があります。みなさんはどちらを使っていますか?紙の辞書と電子辞書はよく比較されるものの一つです。今回は私の経験をもとに、紙の辞書と電子辞書のそれぞれのメリットとデメリットを紹介し、みなさんの選択の参考になれればと思っています。みなさんの学習スタイルや好みにあった選択をしてもらえると幸いです。それでは早速行きましょう!
先に結論
急いでいる方向けに先に結論だけ言っておきます。
人による
です。
というのも、どちらがいいかというのは、どのような勉強法が合っているのか、どのようにすれば効率がいいのか、などいろんな要素が複雑に絡んで変わってきます。瞬時に情報にアクセスして滞りなく勉強する方が効率がいい人がいる一方で、情報にアクセスする過程でページをめくる、というある程度の作業が生じた方が頭に入る、なんて人もいます。なので、どちらがよいかは
人によります。
これがこの記事での結論です。
紙の辞書

最初に紹介するのは紙の辞書のメリットとデメリットです。最近は電子辞書やスマホの普及によって利用する人は少なくなっていますが、紙の辞書にも魅力的な要素がいくつかあります。
紙の辞書のメリット
感覚的に学習できる

紙の辞書では単語を探すとき、指でページをめくりながら探します。ページを捲ることによって、触覚を刺激しながら単語を探すことができるため、記憶により深い印象を残すことに繋がります。触覚というのは地味に思えて、実は場合によっては大きな効果をもたらします。
突然ですが、このページをスマホで見ている方は、一回スリープボタンを押してスマホを閉じてみてください。そして指紋認証や顔認証を使わずに暗証番号でロックを解除してください。
いかがでしたか?ロック解除の際のことを思い出してみてください。みなさんは暗証番号を明確に意識しなくても無意識的に解除したのではないでしょうか?このように、記憶と触覚は深い関係があることがわかりましたでしょうか?
付箋やマーカーでメモを簡単に残せる

紙の辞書は、付箋やマーカーで簡単に記録を残すことができるのもメリットの一つです。最近は電子辞書でもマーカーやメモ機能等で記録を残すことができますが、紙の辞書ほどの自由度はありません。紙の辞書ならば、気になったことをすぐに付箋に書いて辞書に貼ったり、マーカーでハイライトしたりなど、自由に使うことができます。
紙の辞書のデメリット
重い

これは、紙の辞書の最大のデメリットです。
辞書はものによっては1冊で1kgを超えてしまいます。また、分厚く大きいため、かなりかさばってしまいます。特に、多くの教科書や教材を持ち運ぶ高校生にとって、これは大きな負担となります。もちろん紙の辞書でも軽いものはありますが、その分情報量が少なくなってしまい、電子辞書と比べた時の優位性がなくなってしまいます。
さらに、学生の場合は、英和辞典や和英辞典、国語辞典のように複数の辞書を使う場合があるため、辞書のような重量物を毎日の学校と家の往復で持ち運ぶのは現実的ではありません。
家でも学校でも辞書を使うような生徒の場合、重い紙の辞書は筋トレにはなると思いますが、とても負担になってしまうかもしれない、という点には注意しておいたほうがいいでしょう。
調べるのに時間がかかる
この点に至っては個人の勉強スタイルや好みに依存しますが、調べるのに時間がかかってしまうのは紙の辞書のデメリットの一つです。
電子辞書や辞書アプリの場合は、調べたい単語を入力するだけで瞬時に調べることができますが、辞書の場合はページをめくるといった作業が生じてしまいます。わからない単語や用語があった際にスムーズに滞りなく学習をしたい人にとっては、ここがデメリットかもしれません。
電子辞書
次に紹介するのは電子辞書のメリットとデメリットです。最近主流になりつつある、勉強ツールの一つです。
電子辞書のメリット
携帯性

電子辞書の最大のメリットといってもいいのが、携帯性の良さです。電子辞書の質量はわずか200g〜300g程度です。紙の辞書よりも圧倒的に軽いです。大きさの面でも紙の辞書よりも薄いし小さいです。小さいので紙の辞書ほどかさばりにくいです。
また、電子辞書には一台に数十種類以上の辞書が入っています。同じ国語辞典でも出版社が違ったりするなど、入っている情報は紙の辞書を遥かに凌駕します。
携帯性のよさは電子辞書の方が圧倒的に有利です。
検索性

電子辞書は検索性にも優れています。自分で調べたい単語を入力すれば瞬時に目的のページを表示してくれます。学生の場合、予習や課題等で多くの単語を調べる機会があります。そんな時、その大量のタスクをこなす際に、電子辞書の検索性の良さは大きなメリットとなり得るでしょう。
さらに、電子辞書は単語の関連情報も教えてくれます。。例えば、ある単語の派生語や関連語を知りたい場合、電子辞書はそれらの情報をすぐに見ることができます。これにより、単語の理解を深めるだけでなく、語彙力を向上させることも可能です。
電子辞書のデメリット
電池が切れたら終わる

電子辞書の最大の欠点の一つです。電子辞書は電気で駆動しているため、当然電池が切れると文字通り終了します。特に学生の場合は、家でも学校でも使う場合は電池の消耗がとても激しいです。授業の最中などに、電池が切れると絶望します。
電子辞書を使う際には、電池残量にも気を配っておく必要があるため、紙の辞書に比べるとそこがデメリットの一つです。
ブルーライト
意外と気づきにくい点ですが、電子辞書はブルーライトを発しています。スマホほどキツくはありませんが、予習や復習などで寝る前に電子辞書を見てしまうと、使っていない時に比べて寝づらくなってしまいます。
学生にとって睡眠時間は命なので、多少寝づらくなってしまう点には注意が必要だと思います。
どっちがいいのか
冒頭でも言いましたがどちらが適しているのかは
人によります。
なので、以下にまとめてみました
紙の辞書が向いている人:
- 紙の辞書に慣れきっている人
- メモや付箋を活用して効率的に情報を整理したい人
- 持ち運ばず、重さや大きさが問題にならない人
- 時間をかけて調べたほうが頭に入る人
電子辞書が向いている人:
- 携帯性を重視する人
- 検索性や関連情報を簡単に取得したい人
- 電池切れのプレッシャーが気にならない人
- ブルーライトを気にしない人
また、紙の辞書と電子辞書の利点を表にまとめるとこんな感じです。

ネット上では、「電子辞書の方がいい」「紙辞書の方が頭に入る」と謳っている人がいますが、それは、その人にたまたま当てはまっただけで、万人に通用するものではありません。私の場合は、紙の辞書と電子辞書を両方試してみましたが、電子辞書の方が私にはあっていました。というのも、他の記事でも書きましたが、私は物の管理が大の苦手です。なので辞書をよく家に置いてきたり、反対に学校に置いてきたりしていました。
「電子辞書も忘れるだろ」と思った方もいるかもしれませんが、私の場合電子辞書は筆箱と同じ立ち位置にしていたので、電子辞書自体を忘れることは少ないかったです。電子辞書に辞書関連はすべて入っているので、英語辞典を持ってきたのいいけど、英和辞典を忘れた、なんてことはなくなります。
少し宣伝
少し宣伝させてください。私はこの電子辞書を愛用しています。
この電子辞書はCASIOが出しているものなのですが、これを私は愛用しています。英和辞典だけでもたくさん種類があり、いろんなソースから情報を得るのに役立つツールです。
また、英検やGTECといった資格対策の書籍も内蔵されているため、大学受験を考えている高校生にとっては、便利なツールだと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は紙の辞書と電子辞書のメリットとデメリットについて紹介しました。
紙の辞書は感覚的に学習できることや、自由度の高いメモ付けができる利点がありますが、持ち運びや調べるのに時間がかかるというデメリットもあります。一方、電子辞書は携帯性や検索性に優れている一方で、電池切れやブルーライトによる影響がある点がデメリットです。どちらが適しているのかはそれぞれの勉強スタイルや好み、適正などによって異なります。それぞれの特性を理解し、自分に合った選択をすることが大切です。
デジログ研究部では電子辞書と紙の辞書以外にも、日常の生活の質をあげるための小技などを随時発信しています。まだまだ開設したばかりのサイトなので、情報量は少ないですがこれからどんどん増やしていきますので、どうぞよろしくお願いします。それでは次の記事でまたお会いしましょう!
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