皆さんは情報の整理や時間管理をするとき、スマホを使いますか?それとも紙のメモ帳や手帳を使いますか?メモ帳や手帳はスマホと併用すれば、両方のメリットを享受することができます。どちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらを使えばいいのか悩む人も多いと思います。今回は、デジタルとアナログの特徴を生かした紙の手帳やメモ帳とスマホで併用する方法について紹介します。
紙のメリット
記憶に残りやすい

メモ帳や手帳は、手で直接書いて情報を記録するため目と手を使うことで、脳を刺激することができます。
また、手を動かすことで、私たちの脳はより早く回転することができるため、紙とペンを使い、頭の中の情報を素早くアウトプットできたり、反対にインプットすることができます。
さらに、脳の活動が活発になることから、新しいアイデアを生み出すことや、記憶力を向上させることもできます。
使いやすい
紙のメモ帳や手帳は、ネットや電源に繋ぐ必要がないため、紙とペンだけで情報を記録することができます。
また、付箋を貼り付けたり、切り抜きを貼り付けたり、マーカーなどで色分けしたりするなど、直感的に整理、記録ができるのも、紙の魅力です。
さらにページをパラパラめくったりして、目的のページを探したりするのも簡単というところも紙ならではです。
紙のデメリット
紛失・汚損

紙のメモ帳や手帳は実体を伴うため、どうしても無くしたり汚れたりします。
皆さんのようなしっかりした人であればともかく、私のようなおっちょこちょいな人だと、せっかく取ったメモをすぐ無くしてしまったり、カバンの中でアコーディオンになってしまって読めなくなってしまうことがあります。
紙のメモ帳や手帳は、無くしたり汚してしまったりするリスクがあるというところがデメリットです。
間違えたら直すのが大変
紙のメモ帳や手帳は、間違えた時に直すのが大変です。
例えば、メモをしたときに間違ったことを書いた時に、それを直すのが大変になります。
そのまま取り消し線を引いたり、塗りつぶしたりするなどで修正はできますが、見にくくなったり、スペースが足りなくなったりします。
直すのが大変なところは、紙のメモ帳や手帳のデメリットです。
スマホのメリット
バックアップ・管理が簡単
スマホのメリットは、バックアップや管理が簡単なところです。
これは、私が受けた一番の恩恵です。
例えば、この画像を見てください。スマホにメモをとってみました。

数秒後にはこのメモがクラウド上で同期されています。

このように、スマホなどで書いたメモは、クラウドを通して他の端末とも同期することができます。
写真iCloudですが、Googleドライブなどでも同じようなことをすることができます。
当然これらのメモは、LINEなどでも共有することができるので、友達や家族などとの間でも同じメモを共有することができます。
リマインダーやアラームで通知してくれる
これは私みたいなおっちこちょいには、本当にありがたい機能です。
例えば、あらかじめ、やらなければならないことを忘れないうちに、こうしてリマインダーを登録しておきます。

そうすると、指定した時刻にリマインダーアプリをインストールしている全ての端末に通知が表示されます。
通知は、画像のようにチェックをつけない限り消えないので、スマホを見ればすぐに思い出すことができます。

リマインダーやアラーム機能で通知してくれるのは、デジタルツールsを使うメリットです。
スマホのデメリット
電池切れのリスク
スマホでメモのデメリットは、電池切れのリスクがあることです。
これは、私の学校での経験なのですが、ある日先生から指示されたことをスマホ(私の学校ではスマホは持ち込み可能でした)にメモをしました。実はその時、スマホを充電をすることを忘れていて数時間後にバッテリーが切れてメモに書いておいた指示を見ることができなくなりました。
その時は、iPad(1人1台の学校で購入したもの)があったため、iCloudを通じて、そこからメモを見ることができたのでなんとかなりましたが、iPadがなければ、完全にお手上げでした。
バッテリーをしっかり充電することはもちろんのことですが、今回の事件のように、バッテリー切れや故障にそなえてiCloudやGoogle driveなどのクラウドサービスを利用してバックアップを取ったりするなど、メモをしている端末が使えない状況になっても問題がないようにする必要があります。
頭に残りにくい
スマホでメモをするのは、頭に残りにくいと考えられています。これはまだ研究が不十分なため、明確な答えはありませんが、いくつかの研究結果からその可能性が示唆されています。
例えば、2017年のプリンストン大学のMueller(ミューラー)氏の研究によると、ノートパソコンでのタイピングによるメモをしたグループと、手書きでメモをしたグループの比較が行われました。
その結果、手書きメモをしたグループの方がノートパソコンでタイピングをしてメモをしたグループよりも記憶がより定着した、という結果が現れました。
買い物メモなどプライベートで使う分にはスマホのメモで十分ですが、たとえば、授業や会議などの内容を記録するときは、ノートなどで手書きで取る方が記憶に残りやすいです。
デジタルとアナログを併用するメリット
さきほど紹介したように、デジタルにもアナログにも手放すことができないメリットがたくさんあります。二つのメリットを両方生かすのは、デジタルツールとアナログツールを併用することで実現することができます。
メモ帳
紙のメリットは「記憶に残りやすい」、スマホのメリットは「管理が簡単」というメリットがあります。この二つのメリットを両方享受することができるのが、スマホのスキャンアプリと紙のメモ帳とを併用する方法です。

こうすることで、紙にメモをした内容を頭に残しつつ、かさばる紙のメモ帳をスマホ上で楽に管理することができます。
スマホに取り込むことができると、ファイル名をつけたりテキスト認識を使ったりすることで、後で検索してメモを探すのも楽になります
スケジュール管理
紙のメリット「使いやすさ」と、スマホのメリット「通知機能」というメリットを活かした活用方法が「手帳とスマホのカレンダーアプリの併用」です。

手帳は手書きで直接書くことができるなど直感的に扱うことができるので、カレンダーアプリにくらべて使いやすい、という特徴があります。一方でカレンダーアプリは重要なイベントを通知してくれる、という物忘れの激しい私みたいな人には手放せない機能があります。

なので、勉強や仕事の計画を立てる時などは紙の手帳を使い、提出物や納期など忘れてはいけないものや、期限が決まっているものなどは、カレンダーアプリなどに記録することで両方のメリットを活かしたスケジュール管理をすることができます。
まとめ
今回は、紙の手帳やメモ帳とスマホのメリット・デメリットとそれらを併用することのメリットについて紹介しました。
紙の手帳やメモ帳のメリットとしては、手で直接書くことで脳を刺激し、新しいアイデアを生み出すことができることや、直感的に整理、記録ができることです。。一方で、無くしたり汚してしまったりするリスクがあるというのがデメリットです。
スマホのメリットは、バックアップや管理が簡単で、クラウド上で同期することができることや、共有することができることです。しかし、スマホでメモをとることで手や目を使う機会が減り、脳の刺激が減ることがデメリットです。
これらの例はほんの一例に過ぎません。これらからも当サイトではデジタルツールとアナログツールの併用についての記事を上げていきますので、皆さん暖かい目でお待ちください。
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