SailyはnordVPNで有名なNord Securityが海外旅行向けにリリースしたeSIMサービスです。まだ、リリースされてから間もないため、国内レビューがまだ少ないですが、旅行好きの私が実際に使ってみた感想を紹介したいと思います!!!
↓↓↓シンガポールまで行った時の写真です。親族(叔父)に撮ってもらいました。

そもそもeSIMとは
端末内蔵型SIM
ご存知の方も多いと思いますが、SIMというのは、契約者の情報などが記録されている小さなプラスチック製のICチップのことです。ユーザーはスマートフォンなどに、このカードを差し込むことで通信を利用できるようになります。
eSIMは物理的なICチップではなく、デバイス内に搭載された専用チップに契約者の情報などを記録して通信を利用できるようにする技術です。eSIMは、通常のSIMとは違い実体を持たないので、携帯電話会社を変える際に、わざわざSIMを入れ替える必要がなくなります。あらかじ通信料金を支払うことで、容量を使い切るまで通信を使うことができます。
例えば、海外旅行でeSIMを使う場合、空港でeSIMを申し込み、海外に到着したらそのSIMを有効化することで、データ通信を利用することができます。最近ではアプリで完結するものも増えてきているので、旅行でデータ通信を使いたい方はeSIMがベストだと思います。
実際、僕がシンガポールに一人で旅行に行った時は、SIMカードを入れ替える時間が全くなく、帰国してから家に到着するまで全くデータ通信が使えなかったことがあります。eSIMならそのような手間はありません。
eSIMのメリット
eSIMには以下のようなメリットがあります。
eSIMのデメリット
一方で以下のようなデメリットもあります。
あくまで、私の感想ですが、eSIMにはこれくらいのデメリットしかないと思います。SIMが電子化したこと以外は普通のSIMと変わりないため、お持ちの携帯電話が対応していれば、eSIMを使わない理由はないと思います。
ちなみに、iPhoneだとiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降が対応しています。もちろんiPhone SE 第2世代や第3世代の廉価モデルも対応しています。
Androidの場合は、機種によってまちまちのため、Googleなどで「(機種名) eSIM」で検索を掛ければ、eSIMに対応しているかどうかを確認することができます。
Sailyとは(メリット)
Sailyは、「NordVPN」でお馴染みのNordSecurityがリリースした、海外旅行者向けのeSIMサービスです。ここからは、実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。
購入してからすぐ使える

SailyはeSIMのため、購入してからすぐに利用することが可能です。この記事の後半に接続方法は載せていますが、ほんの数分で利用することができるようになりました。
私が前に海外旅行をした際に、物理SIMタイプのプリペイドSIMを利用したことがあるのですが、帰国した時の空港で、普段使いのSIMカードに入れ替えようとしたところ、SIMピンを無くしてしまい、日本で通信が使えず、仕方なくフリーwifiを乗り換えながらなんとか自宅まで帰宅しました。
eSIMであるSailyならば、設定で通信キャリアを簡単に変更することができるので、そういった心配もありません。
150カ国以上の対応国

Sailyは150カ国以上の国で利用することができます。eSIMの種類によっては対応していない国も存在しますが、Sailyの場合は主要国ならほぼ全てに対応しています。一般的に観光や出張でよく行く国では利用することができるため、「購入したけど、対応していないから使えない」という心配も必要ありません。
安定した通信
Sailyはその国の主要通信事業者を介して通信を行なっているため、安定した利用ができます。日本の場合はdocomoです。Sailyは日本ではdocomoの回線を使っているため、このような通信が可能ですが、他の国でも、Sailyはその国の主要通信事業者の回線を利用して通信サービスを提供するため、日本にいるときと変わらない使用感でインターネットを利用することができます。
Sailyのデメリット2つだけ
英語版しかない←日本語対応しました!

Sailyは現状英語のみの対応です。一応現役高校生なので英語はそこそこ読めるので接続に苦労はしませんでしたが、英語に苦手意識がある人にとっては、ハードルになるかもしれません。
ただ、DeeplやGoogle翻訳を使えば大した問題にはなりません。海外旅行に行くことができるような人であれば、たいした問題ではないと思います。
また、公式より日本語対応も予定されているそうです。さらに、この記事でも簡単ではありますが接続ガイドを載せますので、参考にしていただけると幸いです。↑この写真の和訳とかも載せています。
デメリットはこのくらいしかないと思います。お使いの端末がeSIMに対応していれば、Sailyは選択肢にあてはまると思います。
Sailyに興味を持ってくださった方は、以下の接続ガイドからSailyについて
接続ガイド
Sailyモバイルアプリのインストール
まずは、公式サイトからリンクを飛んで、Sailyのアプリをインストールします。
英語でわかりにくいですが、Sailyのホームページから「Download App」をタップして、リンクからアプリストアに飛んで、Sailyモバイルアプリを、使う予定の端末にインストールします。
このページをパソコンで見ている方は、旅行で使う予定のスマートフォンでこのサイトに来てください。



プランの選択と購入
アプリを開き、画面下部にある「eSIM’s」タブをタップすると以下のような画面が表示されると思います。


eSIMを利用したい国と通信容量を選び、「Continue」を選びます。すると、以下のように決済ページに飛ばされるので、支払い方法を選びます。私はApple Payにしました。

接続
決済した後は、以下のような画面に移りますので、「install eSIM」をタップしてeSIMをお使いのデバイスにインストールします。

すると、「新規eSIMをアクティベート」という画面がでるので、「許可」を押すとインストールが始まります。


しばらくすると、以下のような画面に切り替わるので、画面の指示に従って最後まで設定をすすめます。

「Saily」のアプリに戻ると、以下のような画面が表示されると思います。

この画面から「Activate data plan」を押して、プランを有効化すれば、出発前の準備は終了です。
というか、あとは目的地の国に到着すればそのまま通信を利用することができます。たったこれだけで、高品質な通信を利用することができるようになります。
ちなみに、上記の画面を下にスクロールしていくと、「Use your eSIM」という項目がありますので、「View instructions」という項目があるので、これはよく読んでおきましょう。

eSIMの使用上の注意が記載されています。とは言っても英語なので、読みづらいと思うので参考程度ではありますが和訳を用意しましたので、完璧ではないですが、よろしければどうぞ。

1.eSIMがインストールされていること、プランがアクティブ化されていること、そしてあなたが目的地の国にいることを確認してください。
2.携帯電話の設定でSaily eSIMを有効にします。eSIMが受信するまで数分かかる場合があります。
3.「モバイルサービス」の設定で、「モバイルデータ」にSaily eSIMを選択し、「携帯データの切り替えを許可」を無効にしてください。
4.Saily eSIMをタップして「データローミング」をオンにします。
5.インターネットにアクセスできるようになります。接続できない場合は、上記の手順を再試行してください。それでもデータにアクセスできない場合は、サポートにお問い合わせください。
役立つヒント:意図しないデータの使用を防ぐために、普段利用しているSIMを完全にオフにすることができます。ただし、その場合は着信やSMSメッセージを受け取ることはできませんので、ご注意ください。
ちなみに、サポートは画面下部のHelpタブから、利用することができます。


まとめ
Sailyはリリースされてまもないため、口コミが少なく利用者にとっては不安な要素かとは思いますが、今回実際に使ってみて、使いやすさと価格の安さ、そして品質の高さを実感させられました。
言語設定が英語のみ対応など、言語の面に関しては不安要素は大きいと思いますが、海外に行けば英語は当たり前に近いので、これはそこまで問題ではないと思いました。
海外で携帯電話はどうすればいいかわからない、というような方は、ぜひSailyも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
それではまた別の記事でお会いしましょう!
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